エアコン工事の穴あけに失敗しないためにどこに頼むか、取り付けのトラブル例や工事ミスの時効はあるのか、そんな疑問に答えていきます。
「エアコンの穴あけ工事を失敗しないためにはどうしたらいいの？」と気になっていませんか？
悩み
- エアコンの穴あけ工事で注意することは何？
- 取り付け工事はどこに頼むべき？
- 新築のエアコンの取り付け、どんなトラブルがあるの？注意することは何？
- 工事ミスの時効はある？どこに相談したらいい？
たしかに大切な家の壁に穴をあける工事ですから、失敗したくないですよね。
そこで、エアコン取り付けの穴あけに失敗しないための業者選びや依頼方法、ミスが起こらないようにするための対策を徹底的に調べてみました。
この記事でわかること
- 取り付け工事の依頼の方法と準備すること
- エアコンの穴あけ工事の依頼先の選び方
- 新築のエアコン取り付け時のトラブルの実例とその対策
- 工事ミスの修理が保証される期間
エアコンの穴あけ工事に失敗したくないあなたのために、さらに詳しく紹介していきます。
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エアコン工事の穴あけで失敗しないための準備と対応
エアコン工事の穴あけは、信頼できる業者を選び、費用や作業内容に納得して依頼することが大事です。
エアコン工事で穴あけをする時に「専門知識もないし、業者におまかせをすればやってくれる！」と思っていませんか？
あなたの大切な家の壁に穴をあけるのに、失敗なんて嫌ですよね。
トラブルを防ぐための事前準備
- 業者と打ち合わせをする
- エアコンを取り付けたい部屋の図面や写真を準備する
それでも、失敗されていた場合は落ち着いて対応をしたいですね。
トラブル時の対応
- 穴のサイズを確認する
- 契約書や保証書を確認して取り付け業者に連絡する
できれば数カ所から見積もりをもらい、工事内容と費用に納得いくものを選びましょう。
見積もりを複数取ることで、作業内容や費用の比較がしやすくなりますし、追加料金がどんな場合に生じるか知ることもできます。
子供部屋のベランダ側の窓の横にエアコンを設置してほしいな。
事前にどんな風に設置してほしいか伝えることは大切です。
作業前には部屋の図面を準備して、どこに柱があるのかを知ってもらい、柱を避けて穴をあけてもらいます。
設置業者に家を支える柱を傷つけてもそのままにしたり、手抜き工事をするなどの被害例もあるので、しっかり準備をして施工してもらいましょう。
業者を選びエアコン設置をするまでの事前準備について解説したあとに、トラブル時の対応についても説明しますね。
事前準備①取り付け業者と打ち合わせをする
穴をあける作業に入る前に、取り付け業者としっかり打ち合わせをしましょう。
事前に作業内容を把握して、こちらの要望をしっかり伝えることでミスを減らすことができます。
打ち合わせたい内容
- どの部屋のどの位置にエアコンを取り付けたいか
- 室外機はどこに設置するのか
- 壁の穴をあける時の確認はどのようにするのか
- 工事保証書が発行されるか確認する
一見、当たり前の確認作業のことのように感じますが、私はこの作業を十分にしなかったのでエアコン設置に後悔しています。
業者に「どこに設置しますか？」と聞かれ、よくわからず壁側にくっつけるよう依頼してしまい、掃除がしにくくなってしまいました。
どこに設置すると扱いやすいか、相談するべきでした。
私の失敗は、エアコンの位置で済んだのですが、柱や電線を傷つけるともっと大変なことになります。
壁に穴をあけてしまって柱や電線があることがわかったのでは、修復が大変になるので、業者がどのように壁の裏側の柱を確認するのかを訊いてみましょう。
設置業者の多くは、細い確認用の針やドライバーを壁に刺して柱や電線がないか確認したり、センサーを使って調査します。
壁に穴をあける時は事前にどのように確認しますか？と聞いてみてください。
業者に、確認なしにいきなり穴をあけられたという事例もあるので、一言いうだけでトラブルの抑制になるかもしれません。
また、工事保証書が工事後に発行されるか確認しましょう。
工事保証書は、工事の破損やキズなどのトラブルを保証するというものなので、万が一に備えられ安心です。
事前準備②家の図面や写真を準備する
工事前に、家の図面を準備して、穴をあける部屋の柱の位置を知ってもらいましょう。
もちろん、業者側から「図面を見せてください」と言われることが多いので、工事前には準備をしておく必要があります。
事前にメールなどで打ち合わせをする場合は、エアコンを取り付けたい場所の写真を見せておくと相手にも具体的に設置場所を伝えられるので、おすすめです。
エアコン設置には条件がいくつかあり、その中に「室内機の周囲に十分なスペースが必要」というのがあるため、写真などで設置場所を相談することもできます。
対応①穴の標準サイズ直径70㎜前後か確認する
エアコンの配管を通すための穴のサイズは、内径70から80㎜が標準的です。
このくらいのサイズがあるとエアコン設置に必要な配管を全て通すことが可能。
サイズを知っていることで、穴あけに失敗された場合の判断がしやすくなりますよ。
穴が大きすぎると風雨や虫が侵入しやすくなるだけでなく、見た目も悪くなるので補修してもらいましょう。
もしも穴が大きくなってしまっていたら、その場で業者に修繕の相談をしてください。
対応②失敗!?契約書や保証書を確認して連絡を
エアコンの工事が失敗されていることに気が付いた場合、どう対処するといいのでしょうか。
エアコン工事で穴あけに失敗したとわかったら、契約書を確認して施工した業者に問い合わせをしましょう。
問い合わせに準備するもの
- 施工業者との契約書の内容を確認する
- エアコン取り付け作業保証があれば内容を確認する
- エアコン本体の保証書も念のため準備する
エアコンの取り付け作業に対する、契約書や保証内容がどのようになっているか確認しましょう。
工事保証書には、保証する対象と期間が記載されています。
保証期間が1年だったから無償で修理してもらえた！
ミスがわかった時に、設置した業者と違う業者やエアコンメーカーに問い合わせをして修理をすると保証の対象外になる可能性があるので注意が必要です。
工事に対する保証は、エアコン製品の保証書とは別物なので注意してください。
工事保証がない場合は、工事の不備があって補修をしても費用は依頼者側に請求されることもあります。
このようなトラブルに備えるため、事前の保証確認だけでなく、エアコン設置が済んだ後の契約書や保証書などはしっかり保管しておきましょう。
エアコン本体の故障なのか、設置工事のミスが原因の不具合なのか見極めが難しいね。
まずは、設置業者に確認も兼ねて相談してください。
エアコンの穴あけ工事はどこに頼む?信頼で選択を
依頼先は専門業者や家電販売店などいくつかありますが、自分で選んだ業者に直接施工してもらうことで、失敗のリスクを軽減できます。
穴あけ工事依頼先
- 取り付け専門業者
- ハウスメーカー
- ネット販売や家電量販店や引っ越し業者
ネット販売や家電量販店のエアコン購入時や引っ越し業者を依頼した際は、これらが窓口になって工事の受注を行い、下請け業者に工事の依頼をする形が一般的です。
受注先と異なる下請け業者の場合、伝達がうまくいかなかったりトラブル時の対応などずさんになることもあるので、どこに依頼するのかは重要です。
どこに頼むかまようなぁ。
それぞれのメリットデメリットも紹介するので、あなたが納得いく業者選びの参考にしてください。
エアコン専門取り付け業者を見つけて依頼する
私のおすすめは自分で選んだ専門業者に依頼することです。
エアコン専門業者は、費用面や技術面も納得した状態で選択できる上、こちらの要望を直接伝えることができます。
メリット
- 要望を聞いた上で適切な場所に設置してくれる
- 技術面や費用面に納得して選べる
- 直接依頼するので、責任をもって工事をしてくれる
- アフターサービスも付いている
取り付け専門業者に依頼することのメリットは、プロの作業をしてもらえるということです。
取り付けのプロなので「この場所に設置したい」など要望を聞いたうえで、適切な設置場所の提案をしてもらえるので安心です。
また、事前に打ち合わせをしっかりするので、作業内容を把握しやすく納得して依頼できます。
依頼主のあなたと直接契約するので、責任を持って作業してもらえるうえ、補償体制もしっかりしていることが多いので対応も万全です。
デメリット
- 自分で探さないといけない
- エアコン購入と設置を別にすると、タイムラグが発生することがある
デメリットは、自分で探す手間がかかるということと製品納品日に、設置作業ができない可能性があるということです。
依頼先は、ホームページや暮らしのマーケットなどのマッチングサイトなどで探すことができますが、数が多く選んだり見積もりをとる作業は大変です。
業者選びのポイント
- 実績がしっかりあるか（口コミなども確認）
- 費用の提示が明確で信頼できる
- 工事補償やアフターサービスがあるか
- 問い合わせや対応を丁寧にしてくれる
どこに頼むか迷いますが、大事な家の壁に穴をあける作業なので、納得いくものをぜひ選んでほしいと思います。
ホームメーカーに依頼すると複雑な工事も可能
新築の家を購入した場合、担当した建設業者やホームメーカーに、穴あけを建築時や建築後に依頼することができます。
設置の専門業者を探す手間がかからず、建築中に穴あけ工事のお願いができるので、入居してすぐに使用できますよ。
建設業者やホームメーカーは、図面の把握をして大事な柱を避けて穴あけをしてくれるなどメリットがあります。
メリット
- 依頼先を選ぶ手間がかからない
- 図面の把握をして穴あけに失敗しない場所を選んでくれる
- 建設中だと配管を壁の内側に隠す工事が可能
- 建設中だと特殊な製品利用や設置方法ができる
- 穴あけやコンセント設置のみの依頼も受けてもらえる
壁に穴をあける作業を、家を建てた業者に頼めば安心！と言えないデメリットもあります。
デメリット
- 設置費用が割高な場合がある
- 建設中に穴あけをすると、後から設置する場合に高さが合わないことがある
- 特殊な設置方法だと買い替え時に穴や配管など再利用ができない場合がある
穴あけ作業が建設費用に含まれるため、特殊な工事の場合は、気が付かないうちに割高になることがあるので費用の確認は必要です。
私も以前、ホームメーカーに依頼した際は請求額が高くて驚きました。
また、入居後の設置を想定して穴あけとコンセント設置を依頼していても、実際の製品とサイズが合わず再度穴の開け直しになることも。
埋め込み式の特殊なものや配管を壁に埋め込む工事は、買い替え時に選択肢が狭くなったり配管の再利用ができず、追加料金を払って工事をしなおす可能性があります。
将来的なことも考えておかないといけないのね！
ネット販売や家電量販店の下請け業者は選べない
ネット販売や家電量販店で購入した場合や引っ越しの際に、エアコン設置の依頼をすることができますが、多くは下請け業者が作業を担当します。
製品の販売に「工事費込み」や「工事費無料」となっている場合は、販売店が工事日程を調整し、納品日に設置工事をしてくれますよ。
家電量販店や通販の販売をしているお店以外にも、引っ越し業者が取り付け工事の受付をしています。
メリット
- 購入や引っ越しでのエアコン設置と同時に、工事の依頼ができるので手間がかからない
- 購入の予算内に工事費が含まれるので低コスト
- 引っ越し先で設置業者を探さなくてよい
家電量販店や引っ越し業者での工事の依頼は、手間やコストを抑えることができるので、急いでいる人やとにかく安く済ませたい人におすすめです。
デメリット
- 下請け業者の委託業務なので、どんな業者が来るのかわからない
- 作業は下請け業者が行うので、どんな作業をするのか当日までわからない
- 低コストのため、雑な作業をされることも
- 作業内容により当日に追加請求される場合がある
家電量販店や引っ越し業者、通販の工事費込みの製品購入などは、当日にならないとどんな業者がどのような作業をするのかがわかりません。
もちろん、技術も高く満足度の高い作業をしてくれる業者もありますが、納得のいく作業をしてもらえずトラブルに発展することもあります。
委託の下請け業者が設置に来る場合は、打ち合わせも簡素になりがちなので、事前確認を積極的におこなって作業中も確認をするようにしましょう。
新築のエアコン取り付けトラブル5選とその対策
家を新築したからエアコンの穴をあけたいんだけど、どんなトラブルがあるの？
穴をあけるエアコン取り付け時によく起こるトラブルは、壁の内側にある柱や電線を傷付けるなど5つありますが、工事に立ち会うなど対策をすることで防げるものもあります。
取り付け工事トラブル
- 柱や電線をキズをつけられる
- 設置後すぐの水漏れ
- 当日の急な追加請求
- 冷えなくなる
- 隣人からの苦情
柱や電線は外から見ただけではどこにあるのかわからないので、しっかり確認をせずに穴あけをしてしまうと、欠損してしまうことがあります。
エアコンの穴は室内機を設置すると隠れてしまうので、設置作業が終了してしまうと外からは分からないことが多いです。
ですから、必ず穴あけ作業に立ち会い、穴の確認をさせてもらいましょう。
新築での設置で起こりやすい問題だけでなく、対策も紹介しますよ。
柱や電線をキズつけられた!業者に修繕の相談を
エアコン設置場所の確認が不十分のまま穴をあけてしまい、柱や電線などを傷つけられた場合、きちんと業者に伝えて修復してもらいましょう。
戸建て住宅の多くは、柱や梁（はり）、筋交い（すじかい）の骨組みで建物を支えています。
そんな、大切な柱や筋交いに穴をあけられると耐震性や耐風性が低下してしまうおそれがあるのです。
また壁の内側にある電線の位置は、家の図面に記載がないことがあり、確実に把握ができないこともあります。
電線を確認せずに一気に穴をあけてしまうと断線してしまい、電気工事をするなど修復してもらわなければなりません。
通常、穴をあける予定の位置に細いドライバーのようなものを刺して、柱がないかを確認した後、内側の壁である石膏ボートに穴をあけて電線が無いか確認します。
それでも、穴があいたり、傷つけられた場合はその写真をしっかり撮っておくことがおすすめです。
柱をキズつけられて業者さんから「このくらいなら大丈夫」って言われたけど、本当かな…
ショックですよね！その場で修繕してもらうか、依頼先に問い合わせて下さい。
たしかに穴の位置やキズの度合いによって、家の強度に影響がない場合もあるかもしれませんが、確認すれば防げたミスなら修繕をお願いしましょう。
どこまで修繕するかは、依頼主であるあなたが決めるので、どうしたいか落ち着いて判断してください。
設置したばかりなのに水漏れ!すぐに連絡し修理する
エアコンの穴は室内側から屋外側に向かって勾配をつけ、本体内部の水が外へと流れるようにしますが、うまくいかないと水漏れが生じます。
本来、エアコンは部屋の空気を冷やすと同時に湿気を集めて外に排出します。
設置したばかりのエアコンから水漏れがあったら、エアコンの穴の勾配や配管の結露が原因など、いくつか理由が考えられますよ。
穴あけのときに穴の角度や配管の処理をどのようにしているか確認しておくことで多少防ぐことができますよ。
それでも水漏れが起こってしまったら、何が原因か確認のためにも、設置した業者に見てもらいましょう。
水漏れを放置していると、エアコン本体が故障するだけでなく、カビが生えたり不衛生なので早めの対処をおすすめします。
新築で壁の穴あけに失敗してほしくないから工事は、しっかり立ち会うよ！
当日の急な追加請求!事前確認と業者選びが重要
エアコン工事直前や設置後に、当初では聞いていなかった追加請求をされることがあります。
これは、業者側が追加請求工事があるということを事前に知らせていなかった場合と悪質な業者による請求の2パターンあります。
工事費無料としか聞いてない！
エアコン設置には標準工事と追加工事があり、標準工事外の場合は費用が上乗せされて請求されます。
追加工事の例
- 2階のエアコンの室外機を1階に設置する
- 配管をまとめるテープをカバーに変更して外観を良くする
- エアコン設置場所にコンセントを増設する
- エアコンの配管を通す穴をあける
- 穴をあける壁の材質でも追加料金が変わる
見積もりを取る時に、どんな作業をすると追加請求があるのか、工事当日に急な費用の上乗せがあるのか確認してください。
できれば、打ち合わせで設置する場所や条件などを詳しく説明して、見積もりをしっかり出してもらえる業者を選びましょう。
ガス漏れで冷えなくなった⁉確認して修理依頼を
取り付け後のエアコンが設置の不備で冷媒ガスが漏れてしまい、うまく機能せず冷えなくなってしまったら、確認作業をして業者に連絡しましょう。
確認作業
- 一番低い温度設定にする
- 強風に設定する
- エアコンの風を確認する
この確認作業を行い、冷たくない送風だった場合はガスが漏れている可能性があります。
冷媒ガスの漏れは、専門業者でないと修理できないので、取り付け業者に問い合わせましょう。
原因は、取り付け業者の技術面や作業ミスなので、経験や実績のある業者選びを行うことで問題発生の確立を下げることができます。
隣人からの苦情が!設置前のお知らせで回避する
設置した室外機の風が隣人宅に当たり苦情を受けるケースがあり、再工事になることがあります。
隣接する住宅街に多いトラブルで、工事前に隣人宅に室外機の設置を知らせるなどの対策で回避できます。
他にも、音がうるさいといった苦情もあるので、直接室外機の風が当たらなくても事前に一度挨拶に行っておくことがおすすめです。
もしも、エアコン取り付け後に苦情を受けた場合、再工事して設置場所の移動をすることになるかもしれません。
ちょっと室外機を動かすぐらいなら、私でもできるよね
室内機はもちろん、室外機も勝手に移動すると冷媒ガスが漏れるなど、故障の原因になるので必ず業者に相談しましょう。
エアコンの工事ミスの時効は?10年以内なら請求可
8年前に家電量販店で買ったものを新しくするため工事をしたら、柱に穴が！コレって弁償してくれる？
工事ミスにより柱に穴が開いていることを知って5年、エアコンを引き渡されて10年で時効になることが、民法の契約不適合責任で定められています。
8年前の工事での失敗なら、時効は10年なので法律上では損害賠償請求できるとされていますが、実際はどうなのでしょうか。
おそらく、製品の購入先である家電量販店が修理額の負担などの判断をすると考えられますが、証拠や記録などが不十分だと保証してくれない可能性があります。
Aさんの事例をみながら、設置の失敗を発見した後に、どのように行動するのが良いのか紹介していきます。
工事ミスを見つけたら1年以内にエアコン設置業者に報告を
まず、工事ミスを見つけたらすぐに取り付け業者や設置を請け負った販売店などに問い合わせましょう。
その際に、どのような状態なのかの写真や契約書、取り付け業者などの名刺も残っていれば証拠として有効です。
工事ミスを発見しても1年以上放置してしまうと、法律的にも弁償の請求ができなくなります。
Aさんの場合、状態の写真を撮ることはできましたが、取り付け時の契約書や名刺などは残っていませんでした。
家電量販店に問い合わせたところ、担当の人が来て確認してくれましたが、後日「記録も担当者もわからず補償できない」と言われたそうです。
納得いかないんだけど、あきらめるしかないのかな？
解決しない場合は消費者センターや弁護士に相談
Aさんのように、相手との話合いがうまくいかなくなることも少なくありません。
明らかな相手のミスにも関わらず、業者が認めないなど困ったときは、国民生活センターや弁護士に相談する方法もあります。
相談窓口
- 国民生活センターまたは消費者センター
- 法テラス
- 弁護士ドットコム
＜国民生活センターまたは消費者センター＞
国民生活センターでは、商品やサービスなどの、消費生活全般に関する苦情や相談を受け付けています。
国民生活センターは国が運営していて、消費者センターは地方公共団体が運営しているという違いがありますが目的は同じです。
2つの機関は連携しているので、どちらに相談してもいいですよ。
専門の相談員がトラブル解決にむけたアドバイスをしてくれます。
国民生活センターは土日祝日も利用できるので都合に合わせることができますね。
＜法テラス＞
トラブルを法的に解決するために、弁護士に相談する手段の一つに法テラスがあります。
法律に基づいた意見を聞いたり、適切な相談窓口の案内などを行っています。
10年前のエアコントラブルで相談してもいいのかな？
法テラスでは、無料相談も行っているので、法律のプロである弁護士に相談したいけど、ハードルが高くて迷っている人にもおすすめです。
＜弁護士ドットコム＞
同じく弁護士を利用したい場合に弁護士ドットコムという法律相談サイトがあります。
会員登録をする必要がありますが、気軽にトラブルの相談を投稿したり、弁護士を探して費用の見積もりを依頼できます。
まずは相談してみてもいいかも！
弁護士に相談となると、費用や時間がかかるので、修理費用よりも高くつく場合も。
裁判にまで発展するとさらに費用と時間がかかります。
トラブルに対してどうしたいのか、専門家に相談してゴールを決めるのが良いかと思います。
まとめ
- エアコン工事の穴あけは、信頼できる業者を選び、費用や内容に納得して依頼することが大事
- 依頼先は専門業者や家電販売店などあるが、自分で選んだ業者に直接施工してもらうと、失敗のリスクを軽減できる
- 新築でのエアコン取り付けトラブルには、穴あけや水漏れなど5つあるが、工事に立ち会うなど対策することで防げるものもある
- 取り付け工事ミスを知って5年、エアコンを引き渡されて10年で時効になることが民法で定められている
エアコン工事の穴あけに失敗しないためにどこに頼むか、取り付けトラブルの例や工事ミスの時効について紹介しました。
新築ではなくても大切な家の壁に穴あけ工事をするのなら、失敗しないためにも、エアコン工事の業者はどこに頼むのが良いかしっかり選びたいですよね。
もし、穴あけ工事に失敗しても適切な対応や保証をしてもらえたら、被害も最小に抑えられるので、納得のできるエアコンの取り付けにしたいですね。
今すぐこの部屋にピッタリの機能的なエアコンを取り付けたい！と考えているあなたにおすすめなのは、このシャープの6畳用エアコンです。
工事費込みの価格表示、注文時点でエアコン設置のヒアリングをしてくれるので安心です。注意点は、新規で穴あけ工事は行っておらず、すでにある専用穴を使用することです。
繁忙期など例外もありますが、希望の日程に合わせて最短1週間程度で工事の調整をしてくれますよ！
